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伊勢神宮の鎹

伊勢神宮の鎹

2010.12 吉日 鎹を納品させていただきました。

和釘
和釘和釘和釘
伊勢神宮の橋や鳥居の和釘を当社(若林工業)が製造させていただきました。


平成25年に行われる「第62回式年遷宮」。
 平成17年から式年遷宮に関わる諸祭・行事が進行中であるが、今月は、鎮地祭(ちんちさい:新宮の大宮所に坐す神を鎮めまつる祭)があるが、平成20年度は、内宮・宇治橋の架け替えがある。先日、日程が発表されていたので、また後日、年間予定の記事にあげる。

 「越後・蒲原平野の歴史と文化」と言うブログを発信している niigata33_rekiken22 さんにトラックバックさせていただきました。

 伊勢神宮に使われる御用材(材木)は、木曽の御杣山(みそまやま)で正式に伐りはじめ、長野県、岐阜県から良材が運ばれ、お木曳き行事を行い、工作所で加工されるわけだが、木組みで全てが造られるというわけでもなく、釘も使われている。 御正殿のを囲う板塀がそうである。 
 確認してみると分かるが、和釘や和鎹(かすがい)といった日本古来の釘が使われている。

 さて、この釘であるが、昔は伊勢で用立てることができた。伊勢には大湊という造船で栄えた町があり、木造船製造技術も高く、それに伴い釘を作る職人達(店)もたくさんいた。
 しかし、木造船から鉄船にかわり、今では強化プラスチックに変わり釘は、ほとんど使用されなくなった。しかも、安価で使いやすい西洋釘が主流となり、今では伊勢で和釘を多く造れる職人達もいなくなった。
 遷宮の20年に一度の発注では、「食べていけない・・・」のが正直なところであろう。しかも神に仕えることである・・・利益は・・・・・。 かくて伊勢の町から鍛冶職人は減ったのであろう。

 日本古来の遷宮で使う和釘を造っている人、町、職人、店を探すため神宮は、全国を探し回り、やっと見つけだしたのが 新潟県三条市の「 三条工業会 」であった。
 三条工業会に神宮側が、なんとか必要な本数の和釘調達のお願いしたところ「 神宮のためなら。 」と採算を度外視して、三条の職人達が製造にあたり、今日の伊勢神宮とのつながりができたそうだ。
 この古来の技術を引き継ぐ、新潟県三条市がなければ、式年遷宮に支障をきたしていたのは間違いないだろう。



三条工業会


 伊勢神宮は、日本人の総氏神であり、たくさんの人々が支え、奉仕し、頭を垂れ、手を合わせ、伝統を受け継ぎ、技術だけでなく日本独特の感情、心、自然との関わり。繋がりをも伝える 日本文化の源流であり、感謝する場所である。


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